女装男子とおとこの娘を分類してみる(随時更新中)

『オトコのコはメイド服がお好き!?』 コミック&コラム第3-2回

↑の「おねーさまって呼んでいいかしら」を観てなんとなくわかってきました。


※以下はあくまで私の脳内定義です。
女装男子の項で取り上げる作品については、だいたいのあらすじを聞きかじっただけで鑑賞したことがないものを多く取り上げています。

女装男子

男性キャラクターに女装などの属性を加えたもの。自分萌え/自己萌え要素が強い。
男性キャラクターの男性性を都合よくコントロールするために、女装させたり性転換させたりしたものを指す。
主人公キャラクターに多く該当するのは、男性ファンがそのキャラクターに自己同一化(≒なりきり)し易いためか。
女装が似合うことにより他者から男性性を求められることはなく、しかし男子であるために男性性をも魅力として他人(主に女性キャラクター)に受け取ってもらえるという、相反するはずの性質を持つ。
「男性向け百合」や「女体化×女性」、「ふたなり×女性」「お姉さん×ショタ」「ロリ×ショタ」などのジャンルと親和性が高いと思われる。

おとこの娘

女性キャラクターに♂(男性性ではなく、あくまで身体の一部分として)の属性を加えたもの。他者萌え要素が強い。
ツンデレや病んデレなどと同じようにキャラクターに付加する個性のひとつとして、「身体は男の子、心は女の子」という設定で作られたヒロインキャラクターを指す。
「こんなにかわいい→でも実は男の子!」が萌えポイントだというのが通説だが、実際にはそのキャラクターに内包されている乙女心や女性性に惹かれている割合が非常に高いのではないか。
BLにおける性別受もの(私はTLの亜種だと思っています)の受もこのカテゴリに含まれる。


とりあえず思いついたのはこんな感じ。
男性向け視点のみですが(理解できているかどうかはわかりません)、こうやって分類してみると(まだ途中だけど)、
いかに「女装男子もの」と「おとこの娘もの」の性質がかけ離れているのかが整理でき、そして私がなぜ「女装男子ものジャンル」にイライラするのかも、なんとなくわかった気がします。


それと、認めるのは悔しいですが、やっぱりジャンル的な人気は圧倒的に「自己萌え女装男子もの」>>>(越えられない壁)>>>「おとこの娘もの」ですね。
よく渡良瀬準ちゃんから始まったと言われる「女装少年ブーム」(今も続いているのかどうかはわかりませんが)ですが、双方のジャンルでのブームがほぼ同時に起こったからこそここまで広がったのだと感じました。


女装男子」と較べ、あくまでヒロイン女子のバリエーションのひとつであり代替ジャンルが多そうな「おとこの娘もの」ですが、
どうか、ツンデレヤンデレのように定番として残って欲しいです。切実に。



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