図書館BLトラブルに潜む、うろんな問題 - 腐女子を萌えの対象にする、オトコの"暴力"に堪えられない!

図書館にボーイズラブ小説を置くのは妥当か?
という禅問答が各地で起きています。

私はいやらしいから廃棄しろという「常識」にも、
他の文学にも性的な描写があるから廃棄は不当だという「正論」にも
賛同しません。

BLや他文学のポルノ性は別にしても、
こんな形で好きな物が晒し物にされて、
わかりもしない人達に踏まれる位なら隠してほしい。


むしろそんな汚い所(好奇の目に晒されるという意味で)に置かないで欲しいと思っています。


でもd:id:machida77:20081111を読んで
BLの弾圧への諦めは言論弾圧や優生思想を助長する可能性がある事を知り、


これはもうやおいオタへの非難なんていう
私の問題だけでは済まないんだなと思い直しました。
d:id:kaien:20081110にある通り、可視化から逃げ切ることは
できなさそうです。

BL焚書を求める彼らが気に入らないもの

を考えてみた。

  • 女が主体的に意見を述べてる事
  • 女の書いた(自分に理解できない)本が蔵書=評価?されてる事
  • 女が性的な物語を男に無断で勝手に愉しんでる事


で、すごく面白いと思ったのは
男性ポルノの場合は「実行に移す可能性があるから規制」になるのに対して、
やおいの場合は「女なのに男性同性愛の読み物を愉しむなんてありえない」っていう論調なんですよね。


逆に少女漫画が規制されないのは
「女が異性愛の性的描写のある読物を愉しむのは"普通"だから」
なのかも。